本日、少し雨がぱらつく日曜日。埼玉支部で初の古民家鑑定を実施しました。

築93年の古い古民家でしたが、ちょっとすごい発見がありました。

写真では少し分かりにくいとは思いますが、この古民家の基礎はコンクリートでした。

築93年となると、大正時代の建物です。そんな時期にコンクリートの基礎?と、応援に駆け付けてくださった茨城の樫村さんも疑問に思っていたのですが、この古民家を建てた家主さんの親族の中に、秩父セメントの重役さんがいらっしゃったそうです。

つまり、大正時代から続く秩父セメントで作られたコンクリートの基礎によって作られたのではないかという可能性が浮上したのです。

日本で大々的にコンクリートが使われたのは戦後の話ですが、地域にそうした企業との繋がりがあったが故の、珍しい建物であったのではないかという、少しロマンのある古民家鑑定でした。